萌えを更に語る前に、「オタク」と「ヲタク」の違いを記しておこうと思う。
特に意味は無いが、この本を手に取った人なら、きっと興味もおありだろう。
ハッキリ言って、根本的には大きな違いはない。
一言で言ってしまえば、オタクの進化系が、ヲタクである。
オタクというのはそもそも、自宅の自室、「俺様帝國」内での活動を好む人の事である。
そして、何かに熱中し、こだわりを持つ人の事である。
何かに「萌えている」人の事である。
中でも、アニメを好む人の代名詞として使われる事が多い。
だがそんな人は、一昔前はかなり肩身の狭い思いをしていた。
それが最近、「萌え」と共に市民権を得た。
これに伴う流れの中で、世間に飛びだしたのが、「ヲタク」である。
オタクと同じように「俺様帝國」に居座る事が多いが、決してそれだけでは終わらない。
リアル世界に飛び出し、別のヲタクとの交流も、積極的に行う。
そして一番の違いは、自分がヲタクである事をカミングアウトしている。
そう言い表すならば、今ではオタクは絶滅危惧種であるとも言えるだろう。
より一般人に近いオタクの事を、ヲタクというのかもしれない。
しかし、オタクよりもディープな部分も多い為、一般人に近いという表現が当てはまらない場合も多い。
以下参考に、オタクとヲタクの違いを書いておく。
オタク やせ細った体つきで、ひ弱なイメージ
ヲタク 太っていて、メガネをかけているイメージ
オタク 秘密に趣味を楽しむ
ヲタク カミングアウトしている
オタク 基本は家にこもる事が多い
ヲタク 秋葉原やコミケに積極的に参加し、メイド喫茶も普通に入れる
オタク 萌えをおおっぴらに使うのに若干抵抗や疑問がある
ヲタク 萌えを感覚で普通に使っている
オタク 朝夕のアニメを好む
ヲタク 深夜アニメを積極的に見る
オタク アニメのキャラを嫁だなんて言えない
ヲタク 普通に嫁だと言える
こう書きだしてみると、やはり現代のオタクは、全てヲタクになりつつあるのかもしれない。
他にも、オタクの事については「
オタクの遊び場」こちらのサイトに書いているので、興味のある方は見ていただきたい。
ちなみに「腐女子」と言われる女性は、ヲタクに属する。