萌えを理解したところで、次に「萌え語」について話したいと思う。
萌え語とは、文字通り「萌える言葉」であるわけだが、萌え語が存在するということは、萌えは人間だけのもの、又は音によっての表現ができる動物という事になるのかもしれない。
そういうわけで、前章の「萌えとは」での結論、「大人の中にある」という部分が証明できるとも言える。
さて、「萌え語」と言ってもすぐにはピンとこない人も多いかもしれない。
私ですら、とりあえず100個言ってみろと言われても、そんなには思い当たらないし、思いつかない。
でもどう言った言葉が萌え語になり得るかと聞かれれば、だいたい説明できる。
まず、萌え語とはなにか説明を求められれば、「この言葉を言われると、こう発言されると、こうリアクションをとられると、萌えてしまう言葉」であると言える。
具体的にあげると、「しょぼーん」や「ふぇぇ…」や「もりもり」や「にゃんにゃん」などが上げられる。
他にも知りたい場合は、インターネットサイト「
萌え語プチ辞典」にあるので、そちらを見てもらいたい。
で、そういった言葉をよく考えていくと、ある共通点が見つかった。
それが「擬」である。
「擬態語」「擬声語」「擬音語」である。
これらの言葉は、主に子供が喋り、子供を表現をする時に使われる言葉である。
それを大人が言う事により、子供や動物を感じて、萌えるというわけだ。
天然ボケと言われる知識の欠落した人が、足りないボキャブラリーをフォローする時に用いられる事が多い為、天然ボケは「萌えキャラ」の一つと言われているが、その話はまた改めてしたいと思う。
子供は元々、大人よりも圧倒的に知識が不足しているから、仕方なく使う言葉、それが萌え語になり得る。
最後に少しだけ「萌え語とはなにか?」別の言い方をすると、「大人が子供っぽさを表現、或いは醸し出す言葉」と言えるだろう。